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発症について
4月 4, 2008 |

当サイトに掲載されている内容は、医療関係者を対象として弊社の体外診断用医薬品・測定機器に関する情報提供を目的として作成しております。国外の医療関係者および一般の方々への情報提供を目的としたものではありませんのでご留意ください。

 反復してアレルゲンに曝露されることで、局所においてアレルギー反応を起こし、化学伝達物質に対する感受性(過敏性)が強まり、あるとき閾値を超えて発症します。この時点では特異的IgE抗体価も高値を示すようになります。

発症に関するデータ
 島らは、小学1および2年生175例を対象に、毎年アンケート調査とスギに対する特異的IgE検査を4年間(のべ5回)実施して、スギ花粉症有病率を追跡調査しました。 

 調査開始年のスギ花粉症有病率は17.7%で、調査最終年では33.7%と上昇しました。調査開始年に花粉症を発症していなかった155例のうち調査期間中にスギ花粉症を発症した例を検討したところ、開始時にスギ抗体が陽性であった例の48.9%発症しましたが、陰性例では10.2%にすぎませんでした1)。すなわち、特異的IgE抗体陽性例は、最初は無症状でも反復するアレルゲン曝露でアレルギー症状を発症したと考えられます。

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 なお、大学生を対象とした追跡調査でも同様の結果が報告されています2)。

 

参考文献

  1. 島 正之ほか.小学生のスギ花粉症に関する5年間の縦断的研究.第13回日本疫学会発表
  2. 中村 晋.大学生における杉花粉症の頻度並びに在学中の有病率の推移に関する7年間の調査成績.アレルギー 1996; 45: 378-385.